おとーさん。今年から新NISA始まるんだって!
興味あるけど良く分かんないや。どうやったらいいのか教えてー。
私、貯金ちょっとしかないからお金へっちゃうのはやだなー。
オッケー。では、超初心者のりんでも分かるように投資について基本のキから教えていくね
- 投資の対象と対象毎のリストとリターンの考え方
- 初心者は何に投資すべきか
- 日本政府はなぜ投資を推奨しているのか
そもそも投資って何?
そもそも投資とは何のことでしょう?辞書で調べると「利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。」と出てきます。
投資の対象には「株式」「債権」「不動産(リート)」などがあります。分かり易く説明すると以下のようになります。
投資対象 | 説明 |
---|---|
株式 | 株式を買う=企業に出資すること。出資した企業が儲かると出資者にも利益が還元される。 |
債権 | 債権を買う=企業や国にお金を貸すこと。銀行の利息のように、お金をもらうことができる。 |
不動産(リート) | 間接的に不動産のオーナーになること。アパートのオーナーになり家賃をもらえるイメージ |
どうやって儲けるのか
投資で利益を得る方法は2つあります。1つめはキャピタルゲイン、2つめはインカムゲインです。
キャピタルゲイン
例えば100円で買ったA社株式の価値が上がり150円になりました。この時にA社株式を売ると50円の利益が出ます。このように安く買って高く売って得た利益のことをキャピタルゲインと言います。
インカムゲイン
長期で保有していると配当金を出してくれる資産があります。配当金をもらえるタイミングは資産によってことなり1年に1回、半年に1回など多いものは毎月もらえるものもあります。売却しない限り決まったタイミングで配当金をもらうことができ、この利益のことをインカムゲインと言います。
投資のリターンとリスクとは
投資の結果、利益を得げる事もできる反面、損をすることもあります。得する損するを表す「リターン」とどのくらい得しやすいか損しやすいかを表す「リターン」について説明してきます。
投資のリターン
投資のリターンとは「運用を行うことで得られる収益」のことです。どれくらいのリターンを得られるのかを表す用語として「利回り」が用いられます。例えば100万円の株式を購入し、1年後に分配金を4万円もらい、101万円で売却した場合はトータルで5万円の利益を得る事ができるので利回り5%となります。
(分配金4万円+売却益1万円)÷100万円×100=5%
購入時点よりも価格が下がった場合はマイナスのリターンになる場合もあります。
投資のリスク
一般的にリスクは「危険とか悪いことが起こる可能性」と解釈されますが、投資のリスクとは「リターンが不確実なこと(予測できないこと)」を表します。不確実の度合いが大きいことをリスクが大きい、不確実の度合いが小さいことをリスクが小さいと言います。リスクの大きな商品は大きなリターンを得られる可能性がある反面、大きく損する可能性もあります。
投資対象毎のリスクとリターン
投資対象毎に大まかなリスクとリターンは以下の図のようになります。
預金と債権はローリスク・ローリターン、不動産(リート)はミドルリスク・ミドルリターン、株式はハイリスク・ハイリターンとなります。どれを選ぶかは年齢や収入、投資への考え方によって変わります。今回は投資初心者へのおすすめとして購入対象を株式としていきます。
株式の種類
株式といっても発行している国や買い方など、様々な種類があります。
株式を発行している国
一番馴染みがあるのが「日本株」だと思います。トヨタやNTTの株式を購入するイメージです。その他、MicrosoftやAppleなどの「アメリカ株」、先進国や新興国といったいくつかの国をまとめて購入することもできます。
購入の仕方
株式を購入するには「個別株」「投資信託」「ETF」があります。個別株は1企業の株式を購入するのに対し、投資信託とETFはいくつかの株式がパックになっているイメージです。
種類 | 説明 |
---|---|
個別株 | 企業単位の株式を購入 購入単価は数万~数十万円 リアルタイムで購入可能 |
投資信託 | いくつかの株式をまとめて購入 購入単価は数百円~ 申し込み後購入完了するまでに2日~3日かかる |
ETF | いくつかの株式をまとめて購入 購入単価は数万円~ リアルタイムで購入可能 |
投資初心者にお勧めなのは
まず、個別株は万が一その企業が倒産してしまうと、価値がなくなってしまいます。個別株を買うにしてもいつの企業に集中投資しないでいくつかの企業に分散投資したほうが安全です。その点、投資信託やETFであれば最初から分散投資されているので、手間がかかりません。
購入に時間がかかるというデメリットはありますが、数百円単位から購入できる手軽さから投資信託をお勧めします。
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